車載品は普通の工業品や消費系電子製品とは異なり、作動環境が複雑で 且つ人間安全と密接に関わっているため、自動車分野では部品の品質管理要求が非常に高い。自動車電子市場に製品を拡販したい素子メーカーは2枚の入場券を獲得しなければならない。1つ目は、品質管理システムのIATF 16949に認証されており、顧客に一致する高品質の製品やサービスを提供しなければならない;2つ目は生産販売する製品が必ずAEC-Q 200試験に合格したこと、自動車電子製品の高品質や安全性を確保しなければならない。ここでは、今、業界が注目しているAEC-Q200試験を重点として紹介します。

Part-1 AEC-Q200試験とは?
AEC−Q200は、車載電子部品評議会AEC(Automotive Electronics Council)が策定した、車載受動素子(受動部品とも呼ばれる)に対する品質や信頼性の検証基準でです、AEC−Q 200認証は受動素子の車載品品質適合性の検証するものです。
AEC-Q200標準に適用する製品は、タンタル及びニオブコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、磁性素子(インダクタ/トランス)、ネットワーク(R-C/C/R)、抵抗器、サーミスタ、可変コンデンサ・抵抗器、バリスタ、フェライトEMIサプレッサ・フィルタ、水晶振動子、セラミック発振子、リセッタブルヒューズなどの受動素子を含みます。
注目するべきのは、2023年3月20日、AECが車載受動素子標準AEC-Q 200 REV June 12010を改訂したことです。最新バージョンのAEC-Q 200 Rev Eは、標準に適用する受動素子の種類を14から16に拡大し、ニオブコンデンサ、ヒューズ、スーパーコンデンサ、微調整抵抗器などの製品を追加しました。
AEC-Q200標準に適用する製品のカテゴリから、インダクタはAEC-Q 200試験標準において明確な分類や試験方法のガイドラインがあります、Table 5:Stress Qualifications for agnetic(Inductors/Transformers)にご参照ください。

AEC-Q200基準に合格したの車載インダクタ
Part-2 AEC-Q 200試験項目
AEC-Q 200には28の試験項目がありますが、すべての製品が全部の試験項目に適用されるわけではありません。製品によってAEC-Q 200に合格する試験項目や試験用サンプルの数は異なります。ここで、磁性素子(インダクタンス/トランス)に適用するAEC-Q 200 Table 5の試験項目は下記の18試験項目です
1.ストレス試験前後での電気的特性検査Pre-and Post-Stress Electrical Test
2.高温 (耐熱性) 試験High Temperature Exposure(Storage)
3.温度急変試験Temperature Cycling
4.高温高湿負荷試験Humidity Bias
5.高温負荷寿命試験High Temperature Operating Life
6.外観External Visual
7.外形寸法Physical Dimensions
8.端子強度試験 (スルーホール技術)Terminal Strength(for axial and radial THT components)
9.耐溶剤性試験Resistance to Solvents
10. 衝撃試験Mechanical Shock
11.正弦波振動試験Vibration
12.はんだ耐熱性試験Resistance to Soldering Heat
13.静電気放電イミュニティ試験ESD
14.はんだ付け性Solderability
15.電気的特性Electrical Characterization
16.燃焼試験Flammability
17.耐プリント板曲げ性試験(SMD)Board Flex(SMD)
18.固着性試験(SMD)Terminal Strength(SMD)
この中、18個試験項目の中にインダクタには適用されない項目もあります。例えば:
○耐溶剤性試験項目はインクマークの素子に適用され、レーザーマークの素子には適用しない。車載インダクタはレーザー印字を採用しているため、この基準は車載インダクタには適用しません。
○ESD静電気放電イミュニティ試験はインダクタ類製品に対して要求しません。
○燃焼試験は、主に露出硬化樹脂やプラスチック材料の部品に適用します。インダクタの核心材料は金属の磁気コアと銅線であるので、燃焼試験を実施する必要はありません。

表1:科達嘉CNAS実験室に認可されたAEC-Q 200 Table 5の試験項目
科達嘉電子はAEC-Q 200 Table 5試験項目中の14項目のCNAS認可を取得した、試験項目の数は中国業界のトップに位置しています。
Part-3 AEC-Q 200試験の意義
上記の紹介から見ると、AEC-Q 200は車載受動素子に対して各パラメータ試験、環境応力試験、プロセス品質評価を実施することに通じて、素子が複雑な車両環境での信頼性を観察する。自動車メーカーやTier1のサプライヤーにとって、AEC-Q 200試験に合格した電子素子を採用する方がリスク低い。電子素子サプライヤーにとって、AEC-Q 200認証書の取得は製品の品質と信頼性に対する保障であります。
現在、AEC-Q 200は強制的な基準ではありませんが、国際車載電子素子の共通試験基準と公認されており、電子素子が自動車に応用される妥当性を検証する重要な指標や要領となっています。
Part-4 AEC-Q 200試験に対するいくつの注目点
1. 車載品の代わりに非車載品を使っても可能ですか
現在、国内の車載素子の中にはすべてのAEC-Q 200試験に合格したものは少数です。一部のユーザーはコストの考慮に基づいて車載品の代わりに産業用品を採用する可能性がある。自動車の安全性や信頼性を考えると、科達嘉はこのようなやり方を推薦しません。産業品の材料、耐温レベル、耐振動性能、製品の使用寿命などは車載品と比較して大きな差がありますので。
科達嘉の全ての車載品インダクタはAEC-Q 200試験に合格し、一部の製品の耐温レベルはAEC-Q 200の最高レベルのGrade 0(動作温度-55℃~+165℃)です。
科達嘉電子は23年間インダクタの研究製造と製造に専念して、自動車産業に品質や信頼性の高いインダクタを提供することに力を尽くす。科達嘉の車載インダクタは、IATF 16949に認証された工場で生産します。
科達嘉はCNASに認可された実験室があって、受動素子に対する試験をAEC-Q 200基準に従って自主に実施できます。

2. 全面的なAEC-Q 200試験を実現しましたか
業界ではAEC-Q 200基準が車載素子の安全性や安定性を保障することに対する重要性を認識されているが、大部の国内素子サプライヤーには実験を実施する条件がないので、外部の実験機関に実験を委託して実施するしかありません。
AEC-Q200の実験時間が長く、費用が高いため、1つの実験項目は数万元や数十万元をかかります。例えば、高湿度、高温保存、負荷寿命などの実験項目は必ず1000時間以上をかかります、コストと人件費は低くない。コストに対する考慮に基づいて、ある素子メーカーは一部の実験を実施して合格しただけで、製品がAEC-Q 200試験に合格したと公言しているが、実際にはAEC-Q 200基準実験に合格した項目は1つか数つだけかも知れません。
しかし、科達嘉が実施したAEC-Q 200試験項目は14個であり、車載インダクタに適用しないいくつかの試験項目を除き、科達嘉はインダクタ対するすべてのAEC-Q 200信頼性試験を実施した、全面的なAEC-Q 200実験を実現しました。
3、企業資質の審査及びAEC-Q 200試験報告書の鑑定
車載電子用インダクタの市場需要は非常に大きい、多くの企業がこの市場に参入したいと考えている。一部の企業には車載電子製品の研究開発能力や生産条件がないので、AEC-Q 200試験を実施していない製品を外注するしかない。顧客が判別しなければならない、できるだけ規模の大きい、実力の強い、自主開発能力のあるメーカーを選択するべきです。
顧客はサプライヤーの資質、品質管理システム、企業規模などを調べてサプライヤーの実力を評価し、製品の性能試験を実施して、製品の信頼性や作動安定性を確認します。サプライヤーの工場を現地調査するのも、間近で企業の総合実力を調べるよい方法でしょう。